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MuleSoftの特徴である「API-led Connectivity」とは?

みなさまこんにちは、CI事業部の釜谷です。

フレクトでは、2020年度からMuleSoftに注力しています。 MuleSoftに興味のあるそこの貴方!是非フレクトにお問い合わせください!!

今回は、MuleSoftの特徴である「API-led Connectivity」についてお話ししたいと思います。

blogs.mulesoft.com

API-led Connectivity(API主導のシステム間連携)は、再利用可能な3つの層(Experience、Process、System)に所属するAPIを使用してデータとアプリケーションを接続する方法です。

各層の概要は以下になります。

各層の説明
APIの種類 説明
Experience API
(ユーザーエクスペリエンス)
APIを使用する様々なクライアント(デバイス・Webシステムなど)に応じたAPIを提供する層です。APIを使用するクライアントは、API内のビジネスロジックやデータベース操作などを気にする必要はありません。APIは、複数のProccess APIやSystem APIを組合せてサービスを提供します。
Process API
(業務プロセス)
ビジネスロジックを提供する層です。複数の System API を組み合わせて、業務的な機能を提供します。
System API
(ソースシステム)
外部システムとの連携やデータベース操作などの機能を提供する層です。再利用性を高くするために業務色をできるだけ排除した設計になっています。

複数の層に分けることでAPIの再利用がスムーズに行うことが可能になり、新規APIAPIの機能拡張時の開発コストの削減につながります。

例えば、Experience API:電話受付API(Process APIハンバーガー注文API、System APIハンバーガAPI)以外に、Experience API:Web受付APIを新規開発したいとき、Process APIハンバーガー注文API、System APIハンバーガAPIを再利用するだけで、APIの開発が可能になります。

本記事で、少しでもMuleSoftに興味を持って頂けたら幸いです!